寝てる間に布団を蹴ってしまうときは、まず今使っている掛け物を見直してみましょう。
掛け物の暖かさや厚み、枚数、季節との組み合わせなどが、今の寝室環境や自分の感覚に合っていないこともあるからです。
たとえば、寝る時点ですでに暑く感じる、毛布を何枚も重ねている、足元だけ掛け物が厚くなっている場合などは、調整できるところがないか確認してみてください。
ただし、朝に布団が外れているからといって、本当に自分で蹴ったとは限りません。
まずは「蹴る・ずれる・落ちる」を切り分けたうえで、今の寝具でできる対策から順番に見ていきましょう。
寝てる間に布団を蹴る!まず掛け物をチェックしてみよう
寝ている間に布団を蹴飛ばしてしまうと、「寝相をどうにかしないと」と考えたくなるかもしれません。
でも、寝ている最中の動きを自分でコントロールするのは難しいもの。
それよりも最初は、寝る前に確認できる掛け物の状態から見ていくほうが取り組みやすいです。
たとえば、布団に入った時点で「少し暑いな」と感じていないでしょうか。
寒いと思って毛布を追加しているうちに、掛け物が何枚も重なっていることはないでしょうか。
冬に使っていた組み合わせを、寝室環境が変わってからもそのまま使い続けていることもあります。
また、掛け物全体ではなく、足元だけ布団や毛布が重なっている場合もあります。
ここで大事なのは、
「これが原因」とひとつに決めることではなく、今の掛け物に調整できそうな部分がないか探すこと。
寝具は、枚数だけでなく暖かさ、厚み、重さ、サイズ、掛け方など、いくつもの要素が重なっています。
「布団を蹴るならこれをすればOK」という一律の答えを探すより、まず自分が今どんな状態で寝ているのか確認してみましょう。

本当に布団を「蹴っている」?ずれる・落ちるとの違い
「朝起きたら布団がない」
この結果だけを見ると、自分で蹴飛ばしたように感じますよね。
ただ、掛け布団が身体から外れるまでの動きはひとつとは限りません。
ここは一度、蹴る・ずれる・落ちるの3つに分けて考えてみると分かりやすくなります。
足で押しのける・はいでしまう
寝ている間に、自分で足から掛け物を押しのけたり、はいだりしているようなら、本記事で扱っている「蹴る」に近い状態です。
たとえば、
「一緒に寝ている人から、よく布団を蹴っていると言われる」
「朝になると、足で下方向へ押しやったような状態になっている」
といったケースです。
こうした場合は、現在使っている掛け物の枚数や暖かさ、厚み、足元の状態などを一度確認してみるとよいでしょう。
左右や足元へ移動している
一方で、布団を蹴っているつもりでも、掛け布団全体がベッドの上を移動しているだけという場合もあります。
朝になったら片側へ寄っている。
ベッドの端へ移動している。
掛け布団全体が足元方向へずれている。
このような状態なら、「自分で蹴ってはいでいる」というより、掛け布団がずれる悩みとして考えたほうが整理しやすくなります。
「蹴っていると思っていたけれど、よく見ると毎朝右側へ寄っている」という人は、一度こちらを切り分けてみてください。
掛け布団が横や足元へ移動する場合は、「掛け布団がずれるのはなぜ?寝てる間に横へ寄る原因と対策」で詳しく整理しています。
朝になると床へ落ちている
もうひとつは、掛け布団がベッド上ではなく床まで落ちているケースです。
寝ている途中で足を動かした結果として落ちることも考えられますが、「毎朝床にある」という結果が気になっているなら、落ちる側から原因や対策を確認したほうが分かりやすいこともあります。
特に、
「蹴っているかどうかは分からないけれど、とにかく朝になると掛け布団が床にある」
という人は、本記事とは少し検索したい内容が違います。
その場合は「朝起きたら布団がない!掛け布団が落ちる原因と対策」で、床へ落ちるケースを確認してみてください。
本記事ではここから、自分の足で掛け物を押しのけたり、はいだりしていると感じるケースを中心に見ていきます。
布団を蹴ってしまうときに寝具側で確認したいこと
自分で布団を蹴っているようなら、ここから実際の寝具を確認してみましょう。
「布団を買い替えないとダメかな」と考える前に見られるところは意外とあります。
できれば寝ているときの記憶だけで考えず、今夜寝る前に実際の掛け物を見ながら確認するのがおすすめです。
寝る時点で掛け物を暑く感じていない?
まず確認しやすいのが、布団に入った直後の感覚です。
掛け布団や毛布を掛けたときに、
「ちょっと暑いかな」
「しっかり掛けると暑いけれど、寒くなるのが心配だからこのままでいいか」
と感じることはないでしょうか。
ここで「暑い=必ず布団を蹴る」と結びつける必要はありません。
布団を蹴る理由を、暑さだけで説明することもできません。
ただ、寝る前の時点ですでに掛け物が自分には暑いと感じているなら、見直せるポイントのひとつにはなります。
毎日使っている寝具は慣れてしまい、「いつもの組み合わせだから」とそのまま掛けがちです。
一度、布団に入った瞬間の感覚を意識してみてください。
「そういえば、寝始めはいつも少し暑いかも」と気づくなら、掛け物の組み合わせを確認するきっかけになります。
毛布を何枚も重ねていない?
寒い時期は、「もう少し暖かくしたい」と掛け物を追加していくことがありますよね。
最初は掛け布団と毛布だけだったのに、寒い日にもう一枚追加。
そのまま使い続けているうちに、
掛け布団+毛布+ブランケット
というような組み合わせになっていることもあります。
ここで気をつけたいのは、単純に枚数だけを見ることです。
掛け物を重ねれば、変わるのは暖かさだけではありません。
厚みも増えますし、全体の重量も変わります。身体への沿い方や、足元での重なり方も変わってきます。
そのため、「毛布は2枚だから多すぎる」といった一律の判断ではなく、
今使っているものが、今の寝室ですべて必要か
という視点で確認してみましょう。
なんとなく追加した一枚を、そのまま習慣で使い続けていないかを見るだけでも十分です。

季節が変わっても同じ掛け物を使っていない?
季節の変わり目は、掛け物の組み合わせと実際の環境が合わなくなりやすいタイミングです。
寒い時期に用意した掛け布団と毛布の組み合わせを、気温や寝室環境が変わったあとも、そのまま使っていることがあります。
とはいえ、
「4月だから毛布を外す」
「10月になったら厚い掛け布団にする」
と月だけで決める必要はありません。
同じ時期でも地域によって気候は違いますし、住宅環境や寝具によっても感じ方は変わります。
エアコンなどを使っているかどうかでも、寝室の状態は変わりますよね。
だからこそ、カレンダーだけではなく、
「今、この寝室で、この組み合わせを掛けてどう感じるか」
も確認しておきたいところです。
衣替えと同じ感覚で、寝具も「今の環境にまだ合っているかな?」と定期的に見直してみるとよいでしょう。
足元だけ掛け物が厚くなっていない?
掛け物全体を見たときは問題なさそうでも、部分的に何枚も重なっていることがあります。
特に確認したいのが足元です。
毛布の端を折り返していたり、掛け布団と毛布の長さが違っていたりすると、足元だけ重なり方が変わることがあります。
また、寝ている間に掛け物が少しずつ足元へ集まっている可能性もあります。
朝起きたときに、
「足元だけ布団が山みたいになっている」
ということが多いなら、寝る前と朝の状態を見比べてみるのもひとつです。
大切なのは「足元を出したほうがいい」といった話ではありません。
掛け物全体の枚数だけでなく、実際にどこへ重なっているかを見るということです。

掛け布団のサイズや掛け方はどう?
掛け布団のサイズと普段の掛け方も確認してみましょう。
もちろん、「大きな掛け布団だから蹴る」「このサイズなら蹴らない」と単純に決められるものではありません。
ただ、自分にとって扱いにくい状態になっていないかを見ることはできます。
たとえば、寝るときに布団の両端を身体の下へ深く巻き込んでいたり、足元へたっぷり掛け物を集めたりしていないでしょうか。
身体をしっかり覆う掛け方が好きな人もいるので、その掛け方自体が悪いわけではありません。
ただ、「寝ている間にどうしても押しのけてしまう」という悩みがあるなら、いつもの掛け方を少し緩めてみるなど、変化をつけて様子を見る方法もあります。
買い替えなくても試せるので、最初の調整として取り入れやすいところです。
布団を蹴飛ばすのが気になるときに試したい4つの対策
ここまで確認してみて、思い当たるところはあったでしょうか。
「毛布をずっと重ねたままだった」
「寝るとき、いつもちょっと暑いと思っていた」
「足元へかなり布団を巻き込んでいる」
など、何か気づいたところがあれば、そこから少しずつ調整してみましょう。
一度に全部変えるより、ひとつ変えて様子を見るほうが、自分にとって何が使いやすいのかも分かりやすくなります。

対策1.掛け物の枚数を一度見直す
毛布やブランケットを複数使っているなら、まず今の組み合わせを確認します。
ここで「毛布は一枚にしましょう」と一律に決める必要はありません。
人によって使っている寝具も寝室環境も違うからです。
見るポイントは、
「この一枚は、今も必要だから掛けている?」
ということ。
寒かった日に追加したままになっている。
季節が変わったのに組み合わせだけ残っている。
なんとなく毎晩全部掛けている。
そんな一枚があれば、現在の環境に合わせて組み合わせを考え直してみましょう。
対策2.掛け物の厚み・暖かさを確認する
枚数を確認したら、次は一枚一枚の掛け心地にも目を向けます。
一枚しか掛けていなくても、自分にとって十分暖かい寝具はあります。
反対に、複数の掛け物を組み合わせて使うことが自分には合っている場合もあります。
そのため、
「一枚だから大丈夫」
「何枚もあるからダメ」
という見方だけでは十分ではありません。
布団に入ったときの暖かさや厚みを実際に確認して、
「今はこの組み合わせがちょうどいい」
と思えるかを見てみましょう。
対策3.季節や寝室環境に合わせて組み合わせを変える
寝具は一度決めたら、そのまま一年中同じ組み合わせで使わなければならないものではありません。
季節が進んだり、寝室の環境が変わったりすれば、掛けたときの感じ方も変わります。
「先月まではちょうどよかったけれど、最近は少し掛けすぎに感じる」
ということもあるでしょう。
そんなときは、掛け物を一枚外してみる、別のものと組み合わせてみるなど、小さく調整します。
月や季節名だけで正解を決めるのではなく、そのときの寝室と実際の使用感に合わせて考えるのがポイントです。
対策4.掛け方を少し変えてみる
掛け物そのものには不満がなくても、掛け方を変えると扱いやすくなることがあります。
寝る前に、
- 足元へ布団や毛布が何重にもなっていないか
- 身体の横へ必要以上に布団を巻き込んでいないか
- 毛布と掛け布団が大きくずれた状態で重なっていないか
などを確認してみましょう。
いつもの掛け方が自分に合っているなら、そのままで問題ありません。
ただ、寝ている間に毎回のように掛け物を押しのけているのが気になるなら、少し掛け方を変えて様子を見る価値はあります。
いきなり買い替えるより試しやすいですし、「寝具そのもの」ではなく「使い方」の問題だったと気づくこともあります。
布団を蹴るなら「重い布団」にすればいい?
ここまで読んで、
「だったら、蹴飛ばせないくらい重い布団にすればいいのでは?」
と思った人もいるかもしれません。
でも、布団を蹴らないようにすることだけを目的に、重い寝具を選ぶ必要はありません。
特に、現在の掛け物について、
- 暑く感じる
- 何枚も重ねている
- 厚みが気になる
- 足元へ掛け物が集まっている
といったところがあるなら、まずはそちらから確認してみましょう。
掛け物の組み合わせに見直せるところがあるのに、「もっと重くしよう」と考えると、本来確認したかったことから離れてしまいます。
また、
「重い布団なら蹴らない」
「重い布団ならずれない」
とも一概には言えません。
寝具の重さは、掛け心地を決める要素のひとつとして考えるほうが自然です。
布団を蹴ることへの対策と、重い掛け心地が好きかどうかは別の話。
ここは分けて考えておきたいところです。

軽い掛け布団そのものが物足りない場合は?
一方で、この記事を読みながら、
「蹴ることとは別に、そもそも軽い布団があまり好きじゃないんだよね」
と気づいた人もいるかもしれません。
この感覚は、布団を蹴る悩みとは切り離して考えましょう。
布団を蹴らないために、掛け物を重くする必要はありません。
でも、
「軽い掛け布団だと、掛けている感じがしない」
「ふわっと軽いものより、もう少し存在感のある掛け心地が好き」
という好みがあるなら、それは寝具を選ぶときのひとつの判断材料になります。
最近は「軽い掛け布団」が魅力として紹介されることもありますが、全員が同じ掛け心地を好むわけではありません。
軽さを重視したい人もいれば、ある程度掛けている感覚がほしい人もいます。
個人的には、ここは「軽いほうが良い」「重いほうが良い」と決めるより、自分は掛け物に何を求めているのかを整理するほうが選びやすいポイントだと感じます。
軽い掛け布団そのものに物足りなさを感じている場合は、「軽い布団が物足りない!掛け布団は軽いほどいい?寝具の選び方」で、掛け物選びをもう少し詳しく整理しています。
もともとずっしりした布団が好きなら?
さらに、
「最近の軽い掛け布団が苦手というより、昔からずっしりした布団が好き」
という人もいるでしょう。
これも、布団を蹴る・蹴らないとは別の好みです。
昔使っていた布団のような掛けている感覚が好きだったり、ある程度の重みを感じるほうが好みに合っていたりするなら、その「重み」を寝具選びの条件として整理してみるのもひとつです。
ただし、「重い寝具なら何でもよい」ということではありません。
暖かさ、素材、厚み、扱いやすさなど、寝具には重さ以外にも確認したいところがあります。
ずっしりした掛け心地が好きな人向けの考え方は、「重い布団が好きなのは変?ずっしりした掛け心地が好きな人の寝具選び」で詳しくまとめています。
重みのある掛け心地を探すならウェイトブランケットという選択肢もある
ここからは、布団を蹴る対策とは別の話として読んでください。
現在の寝具を確認したうえで、
「自分は軽い掛け物より、重みを感じる掛け心地のほうが好みなのかもしれない」
と思った人は、寝具を探す中でウェイトブランケットという言葉を見かけることがあります。
ウェイトブランケットは、重みのある掛け心地を持つ寝具の選択肢のひとつです。
ただし、本記事では「布団を蹴らないための寝具」としておすすめしているわけではありません。
布団を蹴るからウェイトブランケットを選ぶ、という流れではなく、重みのある掛け心地そのものに興味がある場合に検討するものとして分けて考えます。
ウェイトブランケットのひとつに「ハグラビ」があります。
「重みのある寝具ってどんなもの?」
「普通の掛け物とは何が違うの?」
「ハグラビについてもう少し詳しく確認したい」
という人は、「ハグラビのウェイトブランケットとは?」で商品についてまとめています。
寝る前にチェック!掛け物を一度確認してみよう
「いろいろ確認するところがあって、結局どこから見ればいいか分からなくなってきた」
という人は、今夜寝る前にこのチェックだけしてみてください。

当てはまった数を数える必要はありません。
「3個なら掛けすぎ」「5個なら寝具を変えたほうがいい」といった診断をするためのチェックでもありません。
目的は、自分が次に何を確認すればいいのかを見つけることです。
たとえば、
「そういえば毛布を追加したころから、ずっと同じ組み合わせだった」
と気づいたなら、まず掛け物の組み合わせを見直してみる。
「蹴っていると思っていたけれど、毎朝左側へ布団が寄っている」
なら、掛け布団のずれについて確認する。
「今の掛け物に不満はないけれど、昔からずっしりした布団が好きだった」
なら、布団蹴りとは別に、自分の好みとして寝具選びを考えてみる。
こんなふうに、当てはまったところから次の行動を決めれば十分です。
布団を蹴る・ずれる・落ちるで対策を分けよう
寝てる間に布団を蹴ってしまうのが気になると、「どうすれば蹴らなくなる?」という答えをすぐ探したくなります。
でも最初にやっておきたいのは、朝の掛け布団が実際にどうなっているのか確認することです。
自分で足から押しのけたり、はいだりしているようなら、本記事で紹介した掛け物の枚数・厚み・暖かさ・季節との組み合わせ・足元の重なり・掛け方などを確認してみてください。
現在の寝具で調整できるところがあれば、まずそこから試せます。
一方で、状況が違うなら確認するポイントも変わります。
掛け布団が左右や足元、ベッド端へ移動している
→「掛け布団がずれるのはなぜ?寝てる間に横へ寄る原因と対策」
朝になると掛け布団が床まで落ちている
→「朝起きたら布団がない!掛け布団が落ちる原因と対策」
布団を蹴ることとは別に、軽い掛け心地そのものが物足りない
→「軽い布団が物足りない!掛け布団は軽いほどいい?寝具の選び方」
昔からずっしりした掛け心地が好き
→「重い布団が好きなのは変?ずっしりした掛け心地が好きな人の寝具選び」
そして、その先で「重みのある寝具そのものを知りたい」と感じたときに、ウェイトブランケットやハグラビについて確認すれば十分です。
布団を蹴るからといって、すぐに重い寝具へ替える必要はありません。
まずは、
「本当に蹴っている?」
「今の掛け物は自分に合っている?」
というところから。
掛け物を減らす、組み合わせを変える、掛け方を少し変える。
それだけで自分に合う状態が見つかれば、そこで寝具探しを終えても大丈夫です。
布団を蹴る・ずれる・落ちる、そして掛け心地そのものへの好み。
似ているようで少しずつ違う悩みだからこそ、ひとつずつ分けて考えてみてくださいね。
今の寝具を見直したうえで、それでも『重みのある掛け心地を試してみたい』と感じた方は、ハグラビの特徴や選び方をまとめたページも参考にしてみてください。

